極楽寺山と変態。バイク時々ラン

広島県廿日市市にあるヒルクライムの聖地・極楽寺山。『極る?』を合言葉に愛すべき変態たちと今日もまた極楽寺を登ります。人生一生修行。

石見グランフォンド2012(本番)

駐車場確保のため、4時にアラームをセットして就寝したはずが、

時間を確認するとすでに4時30分すぎ・・・あら~やっちまった。

遅れながらも、とりあえずスタート地点に近い場所に停められて一安心。

気温は低くてめちゃ寒いけど、晴れて絶好のコンディション。

 

ハラッさん、おーのさんと久しぶりに再会。

呉ポタ、チムカバと知ってる顔がたくさんいて心強かった。

スタートまでに2時間ほどあったけど、準備したり話したりしてるとあっという間だった。

 

【スタート~CP1高山そば道場】

7時15分のスタート前から、スタートアーチ付近にチームでバイクを並べて最前列を

確保していてくれた。ありがたい!足切りの時間を考えると前半でいかに貯金が

できるか、後々響いてきそうだったから、少しでも早くスタートしたかった。

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『CP1までは信号も多いし脚慣らし、他人のペースに飲まれないこと』

とアドバイスをもらっていたので、最初の29kmは、早る気持ちを押えて

とにかく自分のペースで走ることにした。

 

スタートが順調だったせいか、予定よりもかなり早くCP1へ到着。

先に到着していたおーのさん、ハラッさんは出て行くところだった。

それを見て焦るなと言われてもやっぱり少し焦る。

1つしかないトイレはパスして、そばだけかっ食らってすぐに出発した。

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【CP1~CP2桜江

この区間は19kmしかなく、あっという間に着いた。

ただ途中の下りは、道幅が狭い上に一般車も通る山道なので危なかった。

大方の車は注意をしてくれているのだけど、実際コーナーで大きく膨らんできた

トラックに完全に道を塞がれ、コースアウトしてなんとか難を逃れることができて

ちょっとヒヤッとした。

とりあえずCP2ではCP1でパスしたトイレ休憩とバナナ&コーラで補給。

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【CP2~CP4断魚渓】

この区間が一番長くて62km、いよいよ山岳コースだ。

最初こそおーのさんに着いて出たけど、山岳に入ると徐々に引き離されていく。

まだ無理はできないので、ここは自分のペースに徹することに。

しばらく登っていくととケンイチ隊長

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(撮影 kuroさん)

その先でkuroさんと一緒になり、しばらくkuroさんとご一緒させていただく。

石見高原林道で一人旅になってからは、ひたすら山道を登る。

ビックリするような激坂ではないが、見上げると延々先に続くつづら折り、

これからあそこまで登るんだと思うと、結構心が折れそうになる。

しかしただ登る、登る・・・登るしかないのだ。

でも頂上へ登るにつれて、下界を見下ろすと景色はサイコー。

ピークではこの通りの絶景!

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(撮影 kuroさん)

ぜひ景色を味わいながらゆっくり走りたいものだ。

その後は、あれだけ登ってこれ?と思わされたゆるい下りが続く(^^;

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途中に分かれ道があると、一人じゃ不安になる。

結構案内の矢印が小さくて飛ばしてると見落としそうになるんだよね。

何度か「これホントに道あってんの?」と思わされるような場面がありました。

下った先でカバご一行に会うが、平坦はとてもついて行けないハイペース。

縄文村で給水後、途中でomotyanに引いてもらったり、カッパさんに着かせて

もらったり、何かとカバチームのお世話になりました(お世話はできなかったけど。。。)

ようやくCP4の断魚渓に到着、メシだ~。

 

昼食はむすび2個とバナナに加えてカロリーメイトやゼリーなんかの補給食が

一緒なのがうれしい・・・ただ固形食は食べる気にならずポッケに溜まっていく(^^;

結構くたばってたのかな?このあたりまったく写真がない(笑)

ここへ12時30分に着いていないと、粕淵足切りにほぼ間に合わないという

話だったけど、ここを出たのが確か12時ちょっと過ぎだった。

 

【CP4~CP5グリーンロード大和】

35km区間。ここまでも途中からずっと一人旅。

前後に誰もいなくて、道があってるのか途中すごく不安だった。

この区間はもう大したことない登りも苦痛でしょうがない。

ケツと腰から背中にかけてめちゃ痛いし・・・

途中で未舗装路の工事中区間があったが、最後はこの信号待ちで

一緒になった人たちとトレイン組んでご一緒させてもらいました。

引く脚が残ってないので、いろんな人に引いてもらってばかりで申し訳ない。

 

【CP5~CP6粕淵

足切り粕淵までは18km。ほぼ三瓶は射程距離にとらえたようで一安心だ。

おーのさん、kuroさん、トミ~さんたちは一足先に出ていくが、私はとてもじゃない

着いて行けそうにないのでマイペースを貫くことに。

がしかし・・・平地でもまったく脚が回らない。

大和までご一緒させてもらった人から「風よけどうぞ、引きますよ」と言ってもらったのに

そのトレインに着いて行けない。。。

おまけに登りでは背中の痛みがピークで、息を吸うと息苦しくて肺が痛い。

こんな息苦さは初めてで、しかも登り途中だからどうすることもできない。

 

こりゃあ粕淵まで行けたとしても、こんな状態で三瓶なんか登れるか?

途中で何度も止まろうかと思ったけど、何とか踏ん張って15時5分、粕淵に到着。

これで15時45分の足切りはなくなり、三瓶へ登れることが確定した。

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一人でくたばってると、S田さんから「かどさん!」と声をかけられた。

M野さん、K本先生も一緒だ。さすが極楽寺チーム!

 

【CP6~CP7三瓶バーガー前】

休憩も短めにスタートされたので、最後ご一緒させていただくことに。

M野さんはえー・・・あっという間に置いていかれちった。

三瓶へ続くだらだらとした坂は、この時間帯には相当こたえる。

ほぼま~っすぐで、しかも長い。

でもようやくここまできた、三瓶が見えてきたぞ。

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(撮影 kuroさん)

登る、登る・・・もうひたすら登るしかない。

粕淵まであれだけしんどかった息苦しさがなくなったのが幸い。

途中で追いついてきたS田さんと一緒にひたすら三瓶バーガーを目指す。

周回路へ入ってなおも登る、登る・・・こんなに長かったっけ?

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(撮影 kuroさん)

もうやけくそでこれが最後、これが最後と言い聞かせながら苦しさを楽しむ。

途中ペースメーカーの単車が「最後の坂 Fight!」だっけ?

なんかそんなプラカードをさり気なく見せてくれ、ちょっと気合が入りました。

まぁこれが最後だと踏ん張って登った先にまだ坂が現れましたけど(笑)

 

「あれ登ったら下りですよ」というS田さんの声に励まされ、さあ下りだ・・・

と思った瞬間、突然左ふくらはぎが攣りました(^^;

揉む、たたく・・”もうちょっとだけもってくれ”・・祈るような気持ちでペダルを回す。

”よし、なんとか大丈夫”と言い聞かせながら、中の原まできました。

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待っててくれたS田さんに攣りによく効くという芍薬甘草湯という

漢方薬をもらって飲みました(漢方なんで即効性に半信半疑でしたが・・・)。

しかしそのおかげか以降復活、三瓶バーガーへ向けて最後の登坂(まだ登らせるか)。

まだ通称Z坂というのが残っているらしいが”もう何でもこいや”って感じでした。

 

そしてようやく着いた~~~!!

とうとう登ってきたよ、三瓶。

ボトルへの給水とよく冷えたプリンをいただきました。

めちゃめちゃ美味かった~

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みんなで談笑しながら、次々に到着する仲間を待ちました。

おーのさんには「かどさん、顔じゅう塩ふいてるよ」と爆笑されちゃった。

さわってみると確かにジャリジャリ(笑)

そうこうしてるうちにchoruさん、リキさん、ハラッさん、ケンイチくんも無事到着。

粕淵には今年もギリ間に合ったようです(^^)

 

ここからゴールまでの20kmは、ほぼ下りのコースらしい。

走り出す前にみんなで記念撮影。

f:id:gokuralist:20140511143345j:plain(撮影 タイロンさん)

そうそう、今年に入ってからの走行距離が40数キロというシゴンナランさんも

三瓶まで登ってきてました、すげー人だ。

 

【CP7~ゴール】

さあいよいよ最後です。ゴールに向けて一気に下るぜ。

ハラッさん、おーのさんとの44トリオ(一人すでに45だけど)でかっ飛ばす。

f:id:gokuralist:20140511143405j:plain(撮影 kuroさん)

噂のハラッさん高速ダウンヒル、最高80km/hオーバーだって(怖すぎだろ)。

途中でkuroさんも加わり、おーのさんの後ろでパチリ。

f:id:gokuralist:20140511143727j:plain(撮影 kuroさん)

いや~最高に気持よかった。

最後はみんなでゴール!

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(撮影 ハスキーさん)

こうして初参加の石見グランフォンドは無事200km完走で幕を閉じました。

 

何事もなかったようで、やっぱり旅の途中はいろいろあるもんだな~

自分なりにたくさん課題も見えましたし。

楽しみ苦しみ、もがきながらの経験も多々必要だってことだな。

走ってる最中は”来年?う~んもういいかも?・・・とりあえずしばらく坂は見たくない”

って思ったけど、このコースはもう一回走ってみたいな~とかすでに思ってるし(笑)

走ってる最中は一人旅でも、結局仲間と一緒に走ることが楽しいんだろうな。

 

ありがとう石見、そして一緒に走ってくれた仲間にも感謝しつつ

たぶんまた来年、顔じゅう塩をふきにやってくると思います。

 

走行距離 202.1km